南の島のパソコン屋pigの毎日

最初にご紹介した写真を撮影した翌日、同じ足跡の一部に、こんな跡が刻まれていたのです。卵の盗掘をする人は、産卵跡に棒を突き立てて卵の位置を確認するのだそうです。恐らくその跡なのではないかと思います。

小笠原では、公的機関から認可された特定の漁師さんによって、ウミガメやウミガメの卵の食用捕獲が現在も行われているのだそうです。食も漁も文化と捕らえれば、その保護も重要なことなのかもしれません。そうして、きちんと認可されている漁師さんなら、昔から伝わる、保護しながら捕獲するという技も身に着けているそうなので、目くじらをたてて保護保護と反対するのもおかしな話のようです。

ただ、鹿児島県にはウミガメの保護条例があり、卵の盗掘は禁じられています。

悩み事はもうひとつ、ネットワークに参加しながら、ウミガメについて、今日までブログに書かなかったのは、ブログに書くことで、不用意に産卵跡や産卵現場を見に行く人が、知らず知らずのうちにウミガメの産卵を邪魔してしまわないか･･･という懸念です。産卵跡は、不用意に踏みつけると、ふ化の妨げになります。夜の浜を不用意に歩くと、ウミガメの上陸の妨げになります。

足跡も、産卵の様子も、本当に感動的で、一人でも多くの人に見てもらいたい！！でも・・・下手に知らせれば、かえって産卵の邪魔をしてしまう･･･。

自然保護の活動に携わっている方なら、誰もが同じように悩むポイントなのかもしれませんね。

でも決して諦めずに、そして、あせらずに・・・関わってゆきたいと決意を新たにする、今日この頃です。

沖永良部ウミガメネットワーク

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